保険

 老後を考えた際、「介護」と「死亡」に関する保険はぜひ調べておきたい項目です。両保険とも、加齢と共に保険代が高くなり、また、審査も厳しくなります。それぞれ、保険会社やプランによって、かかる費用やカバーする内容が異なりますので、加入前に担当者に詳しく話を聞きましょう。

<米国介護保険>
Long-Term Care Insurance

(*日本の「介護保険」と区別するため、米国介護保険と記しています)

 米国介護保険とは、加齢により日常生活に援助、介護が必要になったとき(例:着替え、洗面、入浴、歩行、食事の準備、片付けなど)にかかる費用をカバーする保険で、民間の保険会社が取り扱っています。

 一昔前と異なり、医療技術の発達、栄養・衛生状態の改善などにより、人の寿命は飛躍的に延びており、2006年における日本人の平均寿命(予測)は男性が約78歳、女性が84.7歳、アメリカ人の平均寿命は男性が約70歳、女性が80.8歳となっています(“The Fact Book”by Central Intelligence Agency)。そのため、引退後の生活期間が昔に比べ格段に伸び、それだけ病気や老化により虚弱となる可能性がありますが、アメリカの高齢者福祉施設や在宅介護にかかる費用は非常に高く、事前に費用の準備をしていなければ、なかなか利用することができません。しかし、米国介護保険に加入をしていると、日常生活の援助、介護にかかる費用がカバーされ、安心して老後をお過ごしいただけます。

 注意していただきたい点として、日本の介護保険と異なり、米国介護保険は民間企業がおこなっているため、プランによってカバー率が全く異なります。加入をするときには、以下の項目を確認してください。

1:カバーする内容(施設介護、在宅介護、リハビリテーション、宅配給食など)
2:カバーする金額(1日あたり)
3:カバーする期間(**必ずご確認ください**)
4:一ヶ月の掛け金
5:掛け捨てか満期受け取り


 米国介護保険の内容は、保険会社、契約したプラン、お住まいの地域などによって異なります。

 下記の<リンク>で、米国介護保険を比較するウェブサイトをご紹介していますので、ご活用ください。また、年齢が若いうちに契約をした方が、保険費は安く抑えられます。プランの詳細については保険会社にお問い合わせください。
 また、65歳以上の方のための医療保険、メディケア(Medicare)は日常生活の援助、介護に関わる費用をカバーしません(一部例外を除く)。メディケイドは介護費用をカバーしますが、医師によるアレンジが必要です。また、収入・所得が一定以下でなくてはメディケイドの受給ができません。詳しくは医療保険(リンク)のページをご覧ください。

米国介護保険 比較用ウェブサイト
Long-Term Care Quote:http://www.ltcq.net

 高齢者問題協議会は、民間企業、団体との提携はしておりません。下記のウェブサイトはあくまでも参考としてご紹介しているもので、トラブル等には対応しかねますので、ご注意ください。
米国介護保険への加入は、ご自身の判断でご検討ください。

民間企業
Prudential Financial:

http://www.prudential.com/overview2/0,2155,
intPageID%253D6961%2526blnPrinterFriendly%253D0,00.html


Metlife/ AARP:
http://www.metlife.com/Applications/Corporate/
WPS/CDA/PageGenerator/0,4132,P2,00.html


Gurdian:
http://www.guardianlife.com/solutions/product_portfolio/long_term_care_insurance.html

その他
メディケア(Medicare)ウェブサイト(米国介護保険の選び方などの紹介):

http://www.medicare.gov/LongTermCare/Static/Home.asp

*メディケアは日常生活の援助、介護に関わる費用をカバーしません(一部例外あり)。ご注意ください。
<生命保険>
Life Insurance


 生命保険とは、事故や災害が起こった際の経済的損失や、生活を守ってくれる制度で、「万が一」のことが起こったときのために備えておくための保険です。アメリカでも日本でも民間企業が取り扱っており、その内容も会社によって、プランによって異なります。
 生命保険には「定期保険(Term Insurance)」、「終身保険(Permanent Insurance)」といった種類があり、ご自身がどういった保障を求めているかによって、異なります。

定期保険(Term Insurance) 保険期間が定められ、その期間内に事故や災害といった万が一のことがあったときに保険料が支払われる。一年毎の更新、またはある程度長い期間での契約が一般的で、「掛け捨て」タイプがほとんど。保障される金額に対する保険料が比較的安い。
終身保険(Permanent Insurance) 保険期間を定めず、生涯にわたって保障される保険で、事故、災害などの万が一の場合の他、老衰や病気で死亡した場合でも保険金が支払われる。途中解約をした際に辺戻金が出ることが多いが、通常は払い込んだ保険料の総額より少なく、また、契約してからの期間が短いほど少ない。定期保険と比較すると保障される金額に対する保険料が割高。
(注:契約の前には、必ず保険代、保障してくれる金額、万が一が起こったときに、どう対応してくれるのかなど、詳しく説明を受けるようにしましょう)

高齢者問題協議会は、以下の民間企業、団体との提携はしておりません。加入、問い合わせなどに関わるトラブル等には対応しかねますので、ご注意ください。 生命保険への加入は、ご自身の判断でご検討ください。

Prudential Financial:
http://www.prudential.com/media/managed/seo/life.html

Metlife Insurance:
http://www.metlife.com/Applications/Corporate/WPS/CDA/
PageGenerator/0,4132,P364,00.html


Premerica:
http://ww4.primerica.com/public/014a.html

Gurdian:
http://www.guardianlife.com/solutions/product_portfolio/life_insurance.html

AARP:
https://www.nylaarp.com/index.asp
<リンク>

Consumer Reports (米国介護保険):
http://www.consumerreports.org/cro/personal-finance/
longterm-care-insurance-1103/overview/index.htm

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