高齢者の住居

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高齢者の住居

住居

65歳を過ぎると、新しくアパートを借りたり、家を 購入するのが難しくなってきます。ぜひ40代、50代のうちから、ぜひ住居に関する情報を集め、ご自身が安心して老後を過ごせる場所に家・アパートを借りたり、購入するようにしましょう。また、その際にお住まいのエリアの在宅サービスや高齢者福祉サービスについて調べておくことをお勧めします。

老後を過ごすための家・アパートを借りる、もしくは購入するときに、確認しておくと良いことは以下になります。

  • 家賃や管理費は引退後も払い続けられる
  • 玄関や室内の段差が少ない
  • 車椅子やウォーカーでの移動が可能である
  • 買い物に便利である
  • デリバリーサービスが利用できる
  • 訪問介護、訪問リハビリテーションといった、在宅介護の費用
  • (郊外によっては都市に比べ、かなり割高な場合があります)
  • 通院のための交通手段
  • (特に郊外にお住まいの方で、車が運転できなくなったとき)
  • 日本食のレストランが近くにあり、配達してくれる(日本食がお好きな方)

ナーシングホーム(Nursing Home)

ナーシングホームとは、身体的もしくは精神的な理由により、自宅での自立した生活を送るのが難しい高齢者専用の介護施設です。病院のような医療機関と異なり、医療・看護よりも日常生活の介護に焦点が当てられ、そのため医師や看護婦の数よりも、介護士(Nurse Aide, Nurse Assistantなどと呼ばれます)の数が充実しているのが特徴です。

施設の形態(NPOか民間か)、部屋数、一部屋あたりの居住者数、一ヶ月あたりの料金など、施設によってまちまちのため、ナーシングホームへの入居をお考えの場合には、必ず事前に施設への見学をすることをお勧めします。

また、料金は施設によって、またお住まいの地域によって幅があります。また、ナーシングホームの費用は、メディケアの場合、承認がおりてから 最長100日間は費用がカバーされます(コ・ペイメントは請求されます)が、それ以降は自己負担 になります。サプリメント・インシュランスもしくは米国介護保険を持っている場合 、費用の一部もしくはほぼ全額がカバーされます(保険の種類により詳細は異なります。契約前に何をどれぐらいの期間カバーするのかを必ずご確認ください)

ナーシングホーム比較サイト(各ナーシングホームのQualityレベルが紹介)
https://www.medicare.gov/care-compare

ナーシングホーム検索サイト
https://www.health.ny.gov/facilities/nursing

アシスティッドリビング
Assisted Living, Board and Care, Sheltered Housing, Congregate Care, etc.

アシスティッドリビングとは、身体的・精神的理由により、自宅での自立した生活に不安はあるけれども、ある程度自立した生活を営むことの出来る高齢者を対象とした施設です。地域により、呼び名が変わり、入居規定や提供されるケアのレベル、従業員の資格も施設によって様々のため、ぜひ入居前に必ず詳細を確認してください。また、施設によっては日常生活全般の介護が必要になった場合、退去をさせられるところもあります。事前に必ずご確認ください。

・費用は部屋の広さや食事の有無などによって異なります。
・ケアの費用は含まれていない施設もあります。
・その他の州についてはメディケアのウェブサイトで検索できます。
・認知症専門のユニットを持つアシスティッドリビングもあります。

アシスティッドリビング検索サイト
https://www.atriaseniorliving.com

高齢者専用住宅
Senior Housing, Retirement Home, Active-Adult Community, Supportive Senior Housing, Enriched Housing, etc.

高齢者専用住宅とは、民間もしくは州、市などが提供している、高齢者(通常65歳以上)向けの住宅です。ケアが受けられるところもあれば、住宅のみを提供しているところ、食事つきのところなど、施設によってまちまちです。入居前に必ず事業形態、費用(家賃だけでなく、入居申込金、援助を受けられる場合、その費用など)を確認してください。

毎月の出費である家賃は大きな負担です。その負担を軽減するために、一定以下の収入の方を対象とした、「Section 8」と呼ばれる、連邦政府が管轄する「家賃援助プログラム」があります。高齢者専用住宅にはSection8を受け付けている施設も多くありますが、施設によってはこうったプログラムを一切受け付けないところもあります。入居前に必ずご確認下さい。

Section 8の説明
https://www.hud.gov

ニューヨーク市の「Affordable Housing」紹介
https://www.nyc.gov/site/hpd/services-and-information/senior-housing.page

Retirement Home Guide
https://www.retirementhomes.com

New York Assisted Senior Living Information
http://www.assistedseniorliving.net/services/new-york

Brookdale Senior Living
https://www.brookdale.com/en.html

イザベラ・ハウス Isabella House

1875年に設立した「イザベラ高齢者センター」は、様々なサービスを提供する高齢者用総合施設です。705床の医療看護施設に加え、高齢者専用アパート「イザベラ・ハウス」「成人デイ・ヘルス・ケア」「児童ケア」「在宅ケア」「短期・長期リハビリテーション」および高齢者を支援する地域社会プログラムなどを提供。日本人・日系人の皆様も入居されています。

「イザベラ・ハウス(入居資格年齢は62歳以上)」には、ワンルーム、1ベッドルーム、2ベッドルームがあり、各室には台所など住居施設が設備。必要に応じて幅広い医療や社会支援サービスが受けられます。

イザベラ・ハウスの料金

*Rates effective as of 11/1/2024 and are subject to change

Monthly fees include apartment rental plus services described below:
Studio with Large Kitchen$3,200
Studio with Balcony$3,200
One Bedroom$3,588
One Bedroom with Balcony$3,713
One Bedroom with Walk-in Closet$3,713
Two Bedroom$4,100
Second Person Monthly Fee$871
Services Include:
Two Meals Per Day (Lunch and Dinner)Activities
Fresh Linens Weekly (Sheets, Pillow Cases, Towels)24-Hour Security
HD Cable TVApartment Maintenance
UtilitiesFree Visitor Parking
Optional Services Available:
Guest Meal$10
Guest Room Per Night$100
Personal Care ServicesArranged Upon Consultation with an Agency
Beauty SalonSchedule Available Upon Request

住所:525 Audubon Avenue, New York, NY 10040
イザベラ・ハウス見学予約:TEL (212) 342-9343
ウェブサイト:https://www.mjhs.org

JAAでは不定期でイザベラハウスの見学ツアーを行っています。詳細はJAAまでお尋ねください。

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